「弁護士に依頼すればどんな案件でも受けてくれる」と思っていませんか?
実際は、案件によって弁護士に相談や依頼を受けてもらえないケースも多くあります。
弁護士はお医者さんと違い、相談内容を聞いてから依頼を引き受けるかを選択することができます。
多くの弁護士は、相談・依頼を受けられる可能性がある内容を「取扱分野」として明示しています。
お医者さんの「診療科目」ほど分化しているものではないですが、これと似たイメージです。
そのため取扱分野をふまえて弁護士選びをすることは、自分の悩みを解決してくれる弁護士を探すうえで大切なポイントになります。
この記事では、弁護士選びにおいて取扱分野が大切な理由や、各分野ごとの相談例、選ぶ際のポイントなどについて解説します。
なおココナラ法律相談の弁護士検索では、取扱分野から弁護士を探すことも可能です。
あなたの悩み解決に最適な弁護士を探すために、便利な機能を活用しましょう。
弁護士検索で取扱分野を選択するべき理由とは?
まずは弁護士検索において取扱分野を選ぶメリットや、分野を選ばなかったときのデメリットについてお伝えいたします。
これらをふまえて、弁護士の選び方について検討してみましょう。
高品質なリーガルサービスを受けられやすい
取扱分野を選択をして問い合わせたとき |
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弁護士が取扱分野として挙げているものは、対応実績があり、得意な分野であることが多いです。
そのぶんリーガルサービスの質も高くなり、より参考になる情報が得られたり、理想的な解決へと導きやすくなります。
「注力分野」から弁護士の優位性がわかる
ココナラ法律相談の弁護士検索では、各弁護士ごとに「注力分野」の表記があります。
ココナラ法律相談では、弁護士ごとの取扱分野情報を蓄積し、取扱分野の中でもさらに優先度高く注力し、相談者向け情報をたくさん掲載している分野を「注力分野」として表現しています。
弁護士検索機能で分野(あなたの相談内容の特徴)を絞り込むことで、その相談・依頼内容に注力している弁護士、取扱分野内で受けてくれそうな弁護士を探すことができます。
分野選択をせずに問い合わせると断られてしまうことも
取扱分野を選択をせずに問い合わせたとき |
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弁護士が特定の分野を取扱分野に含めない理由は、端的に言うならば「受けられる可能性が低い」「できれば取扱いたくない案件」だからです。
弁護士といえど、すべての分野において日々膨大に発生・更新される事件や判例を正しくスピーディーに把握し続けることは難しいです。
また、依頼者側の主張が通りにくかったり、依頼者の利益より弁護士費用が高くなるなど、依頼者の希望に沿いにくい相談内容の場合もあります。
もちろん弁護士は最難関と言われる司法試験に合格した法律の専門家ですから、あなたのトラブルを法律に当てはめて解決を図ることは可能です。
しかし本来受けられない分野を相談しても、その分野に日常的に取り組む弁護士と比較して案件の処理に時間がかかったり、十分なアドバイスがされなかったり、依頼を受けてもらえない可能性があることを念頭に置いておきましょう。
よくある相談から探す!取扱分野の選び方
取扱分野が弁護士を探すうえで大切だと説明しましたが、「そもそもどのような分野があるのかわからない」「自分の相談内容がどの分野に該当するかわからない」と迷ってしまう方もいるでしょう。
そこでここからは、ココナラ法律相談が対応している分野と、よくあるご相談についてご紹介します。
「自分の相談内容に近い」と感じた分野があれば、その分野を「注力分野」としている弁護士を選ぶと良いでしょう。
さらに細かい相談内容や依頼したい内容を絞り込み検索することで本当にあなたの悩み解決に強い弁護士が見つかる可能性が上がります。
分野が多岐にわたる場合、例えば「薬物犯罪で逮捕された夫との離婚問題」などは「あなたにとって一番大きな問題、解決したい問題は何か」を考え、その分野から弁護士を探すのがおすすめです。
離婚・男女問題
ご相談例 |
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離婚・男女問題は相談件数の多い分野で、対応している弁護士も数多くいます。
話し合いたい内容、離婚原因に対する対応方針などもふまえ、あなたの希望に合う弁護士を探してみましょう。
刑事事件
ご相談例 |
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刑事事件は一刻を争うため「即日対応可能な弁護士」という条件で選びがちですが、実際に実績がある、得意な犯罪の種類はそれぞれ異なります。
窃盗・痴漢・薬物など相談したい犯罪の種類が対応可能なのかも確認し、より希望に合った弁護士へ問い合わせることがおすすめです。
借金・債務整理
ご相談例 |
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借金問題をより希望する形で解決するためには、状況に合わせた適切な債務整理を選択することが大切です。
弁護士によっては「自己破産の実績が豊富」「個人再生は対応していない」などのケースがありますのでよく確認しておきましょう。
インターネット
ご相談例 |
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インターネットトラブルを解決するためには、法律に加えてWebに関する専門的な知識が求められます。
SNSや掲示板サイトに関する理解も深く、ネットリテラシーの高い弁護士を選ぶと安心です。
労働・雇用
ご相談例 |
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労働・雇用の問題は、経営者側と使用者側という立場の違いだけでなく、未払い残業・不当解雇・労災などその相談内容も多岐に渡ります。
弁護士によって注力している内容も異なりますので、あなたの立場と依頼内容をふまえ弁護士を選ぶようにしましょう。
不動産・住まい
ご相談例 |
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不動産・住まいの問題は、弁護士によってオーナー側、借主側どちらに注力しているか分かれることが多い分野です。
依頼したい内容についてどのような実績があり、対応をしてくれるのか確認したうえで弁護士を選ぶようにしましょう。
交通事故
ご相談例 |
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交通事故は、弁護士費用特約を使えることから弁護士への依頼も増えています。
対応実績が豊富な弁護士も数多くいますので、事例などもふまえて探しましょう。
その他のよくあるご相談
ご紹介したもの以外にも、次のような分野に関する相談を弁護士検索画面から探すことができます。
相続・遺言 |
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消費者問題 |
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医療問題 |
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企業法務 |
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債権回収 |
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外国人・国際問題 |
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法律で解決できる問題の大半は、ご紹介した分野のいずれかに該当するはずです。
もしどれにも当てはまらない相談の場合は、「弁護士への相談で解決できるのか」を法律Q&Aで弁護士に相談してみるのがおすすめです。
また他の方の質問に同様のケースがあれば参考にすることも可能ですので、一度検索してみると良いでしょう。
取扱分野から弁護士を選ぶときのポイント
弁護士検索からより希望に近い弁護士を探し出すために、おさえておくと良いポイントを2つ紹介します。
弁護士が多く絞りきれない、また逆に該当する弁護士が少ないという場合は、ぜひ参考にしてみてください。
分野詳細をいくつか選択する
弁護士検索画面の「分野を絞り込む」から分野詳細を絞ることが可能です。
分野を選択したうえでこのチェックも入れることで、より自分に合う弁護士を見つけやすくなります。
項目は「AND条件」で選ばれるので、選ぶほど検索結果は絞られていきます。
例えば離婚・男女問題において「離婚の慰謝料」「親権」「協議・交渉」を選ぶと、
その全てに対応している弁護士のみが検索結果に表示されることになります。
該当する弁護士が多いときや、より条件に合う弁護士を探したいときは、分野詳細をいくつか選んでみましょう。
該当する弁護士が少ないときは「地域」を広げる
もし取扱分野を選択したうえで弁護士検索しても該当する弁護士が少ない場合は、地域を広げてみることがおすすめです。
地域を広げる際は「エリアで絞り込む」から都道府県のみを指定したり(県内全域を対象にする)、隣接している県も検索してみてください。
実際に、何度も事務所に行かなくても電話やメールのみで進められる案件もありますし、オンライン対応可能な事務所も多くあります。
アクセスも重要なポイントではありますが、より納得できる結果を求めるのならば分野の条件は変えない方がよいでしょう。
まとめ
現在ココナラ法律相談には、2000人を超える弁護士が登録しています。
このなかから自分に合う弁護士を探すことは、容易なことではありません。
だからといって片っ端から弁護士に問い合わせたところで、対応してもらえないのであれば解決までの道のりが遠のいてしまうだけです。
時間や手間を極力減らし効率的に弁護士を探すためにも、分野検索をうまく活用し、理想的な弁護士を探しましょう。